dorifamuの日記

〜番外編ばかりの毎日・感謝の気持ちを忘れないように〜 

【今日の気づき 】息子と「うつ」と歩んできた時間

息子が「うつ」になったのは、コロナの外出自粛の時期でした。

その頃は、ただの生活リズムの乱れだと思い、「うつ」だなんて考えもしませんでした。

 

でも今思えば、おかしいことがたくさんあったのです。

部屋から出てこない。

「仕事はフルリモートだから」と言いながら、食事も深夜に部屋へ運んで一人で食べる。

お風呂はいつ入っているのかわからず、話をすることもほとんどありませんでした。

 

一年以上経ってようやく病気だと知りました。

会社での社長からのパワハラが原因でした。辞めたいと言っても辞めさせてもらえず、私と息子と社長で電話をしたとき、社長の声を聞いた瞬間に息子の震えが止まらなかったことを今も覚えています。

 

やがて引きこもりの生活の中で脳出血を起こし、救急搬送されました。

「今日、明日が山場です」と言われ、ドナーを求めるポスターが掲げられた待合室で、私はただ手術の終わりを祈ることしかできませんでした。

 

命は助かりました。

でも体の半分が麻痺し、動かなくなりました。

「うつ」の息子に、その事実をどう伝えるのか、担当医にとっても難しい課題だったと思います。

 

それでも私は「命が助かったのだから」と思いました。

そして欲は少しずつ膨らみ、「片手が動けば」「少しでも歩けるようになれば」と願うようになりました。

 

リハビリ病院での訓練、退院後の就労支援。

就職はできたものの、「うつ」はさらに深刻になりました。

 

今の息子

 

それでも今の息子は、あの頃とは大きく違います。

 

以前はお風呂に入らず、部屋にこもりきりでした。

それが今では毎日お風呂に入るのは当たり前になり、朝も私の時間に合わせて6時に起きて食卓に座ります。

洗濯物を取り込んでくれるし、お風呂を沸かしておいてくれる。

通院もきちんと行けるし、理容院には毎月一度必ず足を運びます。

 

昔の「うつ」と今の「うつ」が違うのか、薬が効いているのか、それは私にもわかりません。

でも多くを求めすぎてはいけないと気づきます。

 

「できなかったことを、ひとつでもできるようになったら素晴らしいこと」

 

時々忘れてしまい、つい喧嘩になってしまうこともあります。

それでも確実に、息子は歩みを進めています。

そして私もまた、「気づき」を重ねながら歩んでいるのです。

 

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