こんにちは。今日は、3月末に会社を退職した息子の体験について書きたいと思います。
息子は会社に勤めていた間、職場のグループLINEで無視されたり、会社の人に家まで押しかけられ「家にあげろ」と言われたりと、心身ともに追い詰められるような出来事が続いていました。会社に相談しても「息子が悪い」と言われ、さらに「もう仕事はない」と告げられてしまいました。
その頃から息子のメンタルは限界を迎え、3月初旬には以前から通っていた病院で「退職日まで出勤できない」という診断書をもらい、提出しました。そして退職日を迎え、会社を去ることになりました。
幸い、1年以上社会保険に加入していたため、退職後は傷病手当を受給することができました。傷病手当は会社を休んだ4日目から支給対象となります。毎月、病院の規定回数を受診して医師に傷病手当用の証明書を記入してもらい、これには保険が適用されます。
また、**傷病手当の申請書類は、自分で記入したうえで、休職中の場合は会社に送り、会社に証明欄を記入してもらう必要があります。すでに退職している方は、会社の証明欄は白紙のまま社会保険に提出します。**このあたりの手続きはネットでは簡単そうに書かれていることがありますが、実際はきちんと医師の診断と証明が必要です。
最近、ネットで「会社を辞める前に◯ヶ月分の手当がもらえるように準備を」といった情報や、「病院で『眠れない』と言えばいい」といった不誠実なアドバイスを見かけることがあります。ですが、傷病手当は決して簡単に受け取れるものではありません。お医者さんは専門家であり、本当の状態を見極めるプロです。病んでいる人は「いくらもらえるか」などと計算する余裕もなく、毎日を生きるだけで精一杯なのが現実です。
退職してからは息子の心も徐々に落ち着き、少しずつ笑顔が見られるようになりました。ハローワークでは通院の領収書や失業保険の延長手続きに必要な書類を提出しましたが、**手続きは郵送でもできますが、一度ハローワークを訪れて係の方から直接お話を聞くことをおすすめします。**わからないことを相談でき、今後の流れについても丁寧に教えてもらえるので安心感が違いました。
そして、以前から診断されていた「うつ病」による障害年金の受給が決定しました。これは今後の生活にとって大きな支えとなり、安心感をもたらしてくれています。何より、息子自身が「自分はもう大丈夫」と思える時間が少しずつ増えてきたのが嬉しいです。
この経験が、心や体の不調で悩んでいる方や、そのご家族の参考になれば幸いです。
まとめ
・職場でのハラスメントでメンタルを崩した場合は、医師の診断書をもらいましょう
・傷病手当は会社を休んだ4日目から受給対象となり、毎月医師の証明書が必要です
・傷病手当申請中は休職中なら会社に書類を送り証明をもらい、退職後は会社記入欄を白紙で社会保険へ提出します
・「うつ病」などで日常生活に支障がある場合は障害年金の申請を検討できます
・障害年金の受給が決まると生活の安定につながります
・ネット情報を鵜呑みにせず、ハローワークや医師、専門家に相談することをおすすめします
・ハローワークの手続きは郵送でも可能ですが、一度訪れて係の方に相談するのがおすすめです